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2009年11月8日

「信じるようになるため」 歴代誌下20:20-21, ヨハネ福音書 14:25-31

 今朝はイエス様によって語られている聖霊の働きを学びたい。イエス様は「わたしがあなたがたといた時に、これらのことを話した」と言われました。これは私はあなたがたといなくなる時がくると言うことが暗示されています。そうした時が来たならば、「弁護者、すなわち、父が私の名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、私が話したことをことごとく思い起こさせてくださる」とおっしゃっています。ここには、「私の名によってお遣わしなる聖霊」とあります。イエス・キリストの名によって遣わされる、それが聖霊なのです。イエス様の名前以外に遣わされることがないのです。偽の名による霊の働きを説く異端が、今もはびこっています。
 聖霊がすべてのことを教え、イエス様が話したことをことごとく思い起こさせ、解るようにして下さるのは、私たちの人間的な知識や知恵による理解ではなく、神の知恵による理解なのです。それは、どんなに聖書を読んで聖書知識を得て、人間の努力や精進をしたとしても得られないものなのです。イエス様も少し後の16章に「真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせてくださる」と教えておられます。ここには示されているように救いの出来事の真理は、人間的な知恵では理解できないのです。ですが、そんな弟子たち、また私たちに理解できるようにしてくださる。できない者ができるようになる、それは聖霊によるのです。
 イエス様は言われます。「事が起こったときに、あなたがたが信じるようにと、今、その事が起こる前に話しておく」と。事とはイエス様の十字架の出来事であり、復活の出来事なのです。この事が起こる前に、どうしても弟子たちに言っておきたいことだったのです。どんなに多くの神の国の教えを語ったとしても、それだけでは不十分。どうしてもこれだけは話しておかなければとの思いがあったからこそ、ここでも、16章でも聖霊のことについて語られているのです。
 イエス様のことを知らせる確かな神の働きかけがある。それが弁護者である聖霊です。イエス・キリストの名を知らせる、それはイエス・キリストによって示された出来事、救いの出来事を理解できるように教えて下さいます。理解できた時に、何かが起こる。イエス・キリストを信じることができるのです。ここに初めて、人はイエス・キリストの救いの出来事を理解し、イエス・キリストを救い主として信じることができるのです。この罪人の私のために、イエス様が死んで下さったと。
 こうした聖霊の働きは、弟子たちの時代、2千年前の頃の出来事だけではありません。今も働いて下さっているのです。ですから各々の国々で信仰者が起こされて、教会が建てられています。ぜひ聖霊の促しを受け止めて、一人でもイエス・キリストを信じて、信仰の道へと歩んで頂きたい。歩みには喜びがあり、感謝があり、平安、平和があります。
by higacoch | 2009-11-14 22:51 | ヨハネ福音書
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